• HOME
  • 犬を飼う人のための十戒

犬を飼う人のための十戒

犬の気持ちを尊重し理解し共に暮すための、すべての犬種に共通する10項です。

私の一生は10年から15年あります。
どんな理由であっても あなたと離れるのは辛いことです。
だからどうか、あなたが私を飼う前に、このことを思い出して下さい

My life is likely to last ten to fifteen years.
Any separation from you will be painful for me.
Remember that before you adopt me.

あなたが私になにを求めているか、それを理解するために少し時間を下さい。

Give me time to understand what you want of me.

私を信頼してください、それが、私の幸せには大切なのです。

Place your trust in me… it’s crucial to my well- being.

いつまでも私に対して怒り続けたり、罰だからと閉じ込めたりしないで下さい。
あなたには仕事も、遊びもあるし、友達もいるけれど、私には…あなたしかいないのです。

Don’t be angry to me for long and don’t lock me up as punishment.
You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

時には,私に話しかけてください。
たとえ、あなたの言葉がわからなくても、私に話してくれるあなたの声できちんと意味を理解できるのです。

Talk to me sometimes.
Even I don’t know your words, I do understand your voice when its speaking to me.

あなたが私をどのくらい大切にしてくれているのか どうか考えてみて下さい。
つらいことも、そしてもちろん、うれしいことも私は決して忘れません。

Be aware that however you treat me, I’ll never forget it.

私を殴る前に、思い出してください。
私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕ける歯があることを・・
でも、私は、なにがあってもあなたを噛まないと決めているのです。

Remember before you hit me
that I have teeth that could easily crush the bones of your hand
but I choose not to bite you.

私を分からず屋だとか、頑固者だ、怠け者だと罵る前に、私がそうなった原因があなた自身になかったか、考えてみてください。
多分、きちんと食餌をもらえなかったことや、それとも日向にずっと置き去りにされていたかもしれないし、そうでなければ、私が年老いて弱っているのかも知れないと…

Before you scold me for being uncooperative, obstinate or lazy,ask yourself if something might be bothering me.
Perhaps I’m not getting the right food, or I’ve been out in the sun too long, or my heart is getting old and weak.

私が老犬になっても、どうか世話をしてください。あなただって、同じように年をとっていくのですから。

Take care of me when I get old; you,too, will grow old.

私の最期のつらい旅立ちの時には、どうぞ一緒にいて下さい。
見ていられないとか、自分に見えないところで、などと決して言わないで下さい。
どんなことでも、あなたが一緒にいてくれるなら、私は少しも怖くはありません。
そして、どうか、どうか忘れないでください、私は、あなたを愛しています。

Go with me on difficult journeys.
Never say, I can’t bear to watch it or let it happen in my absence.
Everything is easier for me if you are there. Remember — I love you.

原文はアメリカの動物愛護団体 ALL FOR ANIMALS の Dog Commandment より。
原文は、アメリカの動物愛護団体設立者 Mrs.Stevensさんの記述です。
本文掲載に際して 訳者 中島眞理 さんよりご承認をいただいております。